のぼり旗は基本的に片面のプリントになります。
生地の薄さから生地の片面にインクを浸透させて発色させる方法ですのでまったく同じの色合いにはなりにくい製造方法が一般的となります。裏側からみると文字とかが逆像(反対)に見えるのも片側からのプリントが原因となっております。
のぼり旗を両面でどうしてもやりたい場合については遮光材の入ったプリントで表面・裏面ともにプリントをする方法があります。のぼり旗のプリントプロセスを2回(表面・裏面)かけなければいけないことや遮光材の入った生地を使わないといけないことから生地の重量が大きく増し、風の影響を受けてはためく度合いが小さくなります。さらにその工程や手間がかかる分、両面のぼり旗はコスト面においても負荷が大きくなります。ただ、メリットとしては両面のぼり旗の製法を使うと表面と裏面が異なったデザインでののぼり旗を作成することが可能です。
のぼり旗の裏からみたときの表面との色の差は通称【裏抜け】なんて言います。
裏抜けについては様々な見解がありますが主に差が出る原因としては印刷方法によって大きくことなります。例えば 綿のぼり(捺染プリント)などは生地に対してインクを染み込ませる方法になるので印刷よりもインクの浸透度が高く、裏抜けという部分ではとても良い仕上がりになりますが現在なかなかその技法を使ってのぼり旗を製作してくれる企業は技術や機械の進歩によって少なくなってきています。【古き良き】方法といえるかもしれません。(ただし圧倒的コストがかかります)
また、次に裏抜けが良い印刷方法としてシルクプリントという手法があります。こちらは少ない色数でたくさんの枚数を製作する際にはとても向いています。こちらは畳一畳分にも及ぶ大きな版を介してのぼり旗を製作する方法です。使われるインクは濃度の高い状態のインクを生地に刷り込むスタイルですのでインクの浸透度が高く、表面との仕上がり差が少ない状態で仕上がります。ただ、先述した通り畳一畳分にもおよぶ大きな版を1色に対して1版用意する必要があり、少ない枚数ですととても高額になりやすいです。単色のぼりの場合おおむね30枚以上くらいからシルクプリントの方がコストパフォーマンスがあがっていきます。
現在当グッズプロがメインで取り扱っているプリント方法がインクジェットプリントという手法になります。小ロットプリントや多色(グラデーションデザインなども含めて)のプリントに適しており、少ない枚数で短納期で製作するには一番このプリント手法が適しております。裏抜けにつきましては浸透率は上記の捺染やシルクよりは劣りますが、その分コスト面で大きく貢献できるプリント手法になりますのでお客様に対してのお財布にとてもやさしい手法といえます。また、その分当社はお客様へデザイン性で大きく評価していただけるよう、目立つデザイン、インパクトのあるデザイン、面白いデザインなどなどお客様の気持ちに寄り添えるための工夫を行っております。現在ののぼり旗の製造方法の主流といえる製造方法といえます。
のぼり旗のプリント方法にてご確認ください。